診断書を会社に提出した(闘病生活3日目)

朝5時に目が覚めて、そこから寝付く事ができなかった。

これからの事、、、娘達を育て上げられるのか。。。

 

7時頃になると、家族が起きてきたので、それに合わせて布団を出る。

 

今日は職場の上長に診断書を提出してきた。

 

自分を中途採用してくれた上司に対し、申し訳ない気持ちで一杯になり、顔を直視できなかった。

 

「今後とも是非よろしくお願いいたします。」

入社2日目の歓迎会の帰りの電車で別れる際に言われた一言が頭をよぎる。

 

向こうからも「気づけずに申し訳なかった」と謝罪はあったが、会話は終始淡々としており、どこか事務的な感じに受け取れた。

 

「病状がよくなったら是非戻ってきてほしい」と言われたが、たぶん事務的に言っているだけであり、本音ではそこまで思っていないだろう。

 

 

 

執筆している今は症状がひどく、頭に言葉が浮かんでこず、手も動かない。

 

今日はこのあたりにしておく。

(番外編)薬の投薬について

今回は投薬する薬についてお話をしよう。

 

私が投薬している薬は以下のもの。

 

セルトラリン錠 25mg       プロチゾラム錠 25mg  

 

セルトラリン錠が抗うつ剤で、プロチゾラム錠が睡眠薬、どうちらもジェネリック

前者は夕食後、後者は就寝前の投薬である。

 

セルトラリンは飲んだ後は効果があるが、翌日朝の状態はその日によって変わる。

そして薬の効き目が切れてくる夕方頃にはうつ症状が強くなる。

プロチゾラムは飲めば、夜は寝られる。途中目が覚める事もあるが、すぐに寝付けるから心配ない。

 

まだ2日間しか使っていないが、使用した最初の所感はこんな感じだ。

 

気をつけなければならないのは、抗うつ剤の方はお酒がNGだという事。

 

大好きなお酒を禁じられるのは何とも寂しいことで、、、

 

完治するまでの辛抱。妻や子供の為に早く完治し、社会復帰する為には仕方がないか、、、

 

実は筆者、鬱病は今回が初めてでなく、約8年前にも仕事の悩みで罹患した事があり、

処方された薬の名前は憶えていないが、抗うつ剤と睡眠剤は投薬していた。

(若気の至りだが、普通にお酒を飲んでた笑)

 

その際は、仕事を続けながらの治療を行っていた為か、抗うつ剤については全く効き目を感じなかった。

眠剤についても、最初は寝られたが、次第に効果を感じにくくなり、残念ながら投薬しても寝られない夜は普通にあった。

結局、職場が異動となり、異動先が静かな雰囲気であった為、それまでの症状はうそのようにどこかに消えて行ってしまった。

 

今回、医者からも仕事を休職し、治療に専念する事が大事であると丁寧に説明された。

 

治療が最優先なのはわかるんだけど、退職は避けられないから、その後の生計の立て方が心配で仕方がないんだよな、、、

 

あーあ、将来の事を考えるとまた憂鬱になる、、、

妻とじっくり話した(闘病生活2日目)

7時起床。

睡眠薬が効いたのか、23:30頃に就寝した後はぐっすり寝る事ができた。

 

しかし、今日は色々な考えが頭を堂々巡りし、息苦しく、意識がうつろになる感じ。

昨日はブログの準備から初投稿まで行え、すごく体調がよかったのだが。。

 

うつ病を罹患している人は気分の浮き沈みが激しいと聞いと事があった。

抗うつ剤を投薬しているのになぜそうなるのか理解ができなかったのだが、当事者となり実感した。

 

子供達が昼寝をしている間に、妻と私の病についてじっくりと話しあった。

 

妻は意外な事に、こうなってよかったと感じているらしい。

休日返上は当然の上、深夜にも頻繁に電話で起こされる姿を見て、

長くは続けられないと感じていた。

 

そんな気持ちを知らず、私は自分の仕事の事で頭が一杯になり

「今は辛いけど、転職後で慣れていないから自分は周りの倍は頑張らないといけない。そのうち慣れてくるはずだから、申し訳ないけど今は子供達の事をお願いしたい。」と言いつづけていた為、

私がどこか遠くへ行ってしまうのではないか、と大きな不安を抱えていたようだ。

 

「よく決断してくれたと思ってる。」

 

転職したばかりなのに休職せざるを得なくなった事への罪悪感でいっぱいだった私の判断を、一番そばにいてくれる人が肯定してくれて、感謝の気持ちで一杯になり、泣いた。

 

「いざとなれば家族の為に産休をもらっている会社に私が復職して、家族を養う。

健康保険だって子供達だけでなく、あなたの事を入れる事だってできる。」

 

なんてできた妻なんだ、頭の下がる思いだ。

 

この妻が一緒にいれば、病気は乗り越えて行けるはずだ。

 

一緒に乗り越え、社会復帰し、何とか子供達を大人になるまで育て上げよう。

そう確認しあえた実りの大きい話し合いとなった。

子持ちの会社員、うつ病と診断される(闘病生活1日目)

うつ病ですね、その様子だとしばらく治療に専念してもらった方がいいかと思います。」

 

筆者は30台後半の既婚者男性、子供は3歳と8月に産まれたばかりの2人の娘がいる。

 

10年以上前からIT業界で働いており、今年の春に大手システム子会社に転職をしたばかりである。

 

現場は開発作業に加え、既存システムの保守も担当していた。既存システムでは依然としてエラーが頻発しており、その都度開発の手を止めなければならず、全体として後手後手の対応が続き、チーム全体が疲弊している状況だ。

 

土日出勤は当たり前であり、平日朝3時からの作業、深夜寝ている間にも社用携帯にバンバン着信が入るなど、到底健康的な生活を送れるような環境ではなく、向上心を持って入社した私の意欲はすぐに削がれてしまい、日々の業務に対応する事でいっぱいいっぱいになってしまった。

 

自宅で仕事をしていたある日、年度末までに不足する予算額について至急報告する様、指示を受け、過去に引継ぎを受けた通り対応した。

しかし、「これじゃ上には渡せない」と強く叱られた。

 

今回初めて対応する作業、話す内容も叱られる理由もわからない。

親切に教えてくれる隣のチームの人に質問したところ、作業に必要な引継ぎがざっくり言って半分もされていなかった事が判明。引継ぎ者もタスク過多であり、十分な引継ぎができなかったのだろう。

「こんな事着任して間もない自分ができるわけがない、、、」

電話切電後、放心状態になってしまい、妻が部屋まで夜食を持ってきてくれた所で

涙が止まらなくなってしまった。

 

「仕事の事はもういいから精神科に行ってほしい」と妻から涙ながら頼み込まれ、

昨日会社を休み精神科で見てもらった所、冒頭の言葉通りの結果となり、3か月間のドクターストップを言い渡された。

 

正直これ以上仕事を続ける事は不可能であった為、少し安心した。

しかし、私には幼い2人の娘がいる。

入社後半年程度で休職に入る為、復職はほぼ無理だろう。

子供達が大人になるまで自分は働き続ける事ができるのだろうか、

自分が精神疾患を患う事で何か悪影響を及ぼすのではないか、、、

 

子供達の将来を思うと不安で一杯になり、医者の前で、また号泣してしまった。

 

「まずは体調を良くする事ですね、仕事の事は治った後に考えましょう。」

 

年収も上がり、定年まで勤め続ければ子供達の養育費も一切心配いらない様な環境に転職できはずだったが、谷底に突き落とされた気分である。

 

この先社会復帰し、子供達を育て上げる事ができるのだろうか?

 

このブログでは、闘病生活から社会復帰までの軌跡を、後に見返せるように日々掲載してく。